写真は、流木です。高知県黒潮町の浜辺で集めました。焚火で使いました。燃やす以外に何か作ってみたいですね。
会社員の時は、
・良い結果をださなければ
・何とかしなければ
・俺がなんとかする
という想いで業務に取り組んでいました。
想いだけでうまくいけば、そんな簡単な事はないですよね。
失敗する事も多かったです。失敗すると、全ての責任をどーんと抱え込んでいました。
さらに、相談もなく自分がやっていた仕事を後輩に移管されました( ;∀;)
おーい、一生懸命やってるのになんでやねーん!!って叫びたくなる心を押し殺して、家族のため会社のためお客さんのために、今日も行くしかないのだと思って出社していました。
(これには、上司の氣遣いがあっての事だったのですが、それをくみ取れる程、当時の上司とコミュニケーションがとれていませんでした。)
ある日ですが、俺の居場所はここしかないんかな?と考えました。
しかし、実際には帰る家があり、家族がいました。
家族は、いつもわたしの味方でした。
なので、『そんなことはない』と理解できました。
会社は辞めても居場所はなくならんやん。
【会社はいつ辞めてもいい】
と心底思ったわけです。
次の日から、上司や会議でも言いたいことを言うようになりました。
わたしが考えている事が周りに伝わっていく様子がわかりました。
社内で小集団活動という、社員が業務外で会社の改善活動を行い、発表する会がありました。
過去に何度も失敗し恥をかいてきているので、この活動が好きではなかったのですが、
会社はいつ辞めてもいいので、今回の活動で何か残してやろうと考えていました。
そして、考えたテーマが【現場の整理・整頓】です。
「このテーマでいいなら全てやりますよ」と言った所、即決定しました。
ですが、社内では自動化や効率化が叫ばれている時期でこの手のテーマはダサいとされていました。
テーマを決定した後にも関わらず、古参社員からテーマを変える様に促されるほどでした。
半年の活動期間を終えて、本番に向けてのリハーサル発表をいたしました。
「忌憚のない意見をお願いします」と言いましたが半数以上の古参社員が「意味がわからん」と言って部屋を出ていきました( ;∀;)わたし自身、今までにそんな光景みたことなかったです(笑)
悪い事をしていないし、会社を辞めてもいいと思っていたので、そのまま本番まで突っ走る事を決めました。本番まで陰口をたたかれていましたが、聞こえないふりをして過ごしていました。
本番の日、真面目に発表するのをやめて、笑いを含める事にしました。
流行りのお笑い芸人の言葉を引用し、言葉の内容を変えながら、自分が聞いていたら面白いな~と思う内容に作り変えました。
空氣が真面目過ぎて、取締役も飽きているのを知っていました。
笑いを挟む発表は未だかつてなかったので、冒険をする事にしました。
この時も会社をいつ辞めてもいいと思っていました。
後輩に「今日はぶっこんでいくから見てて( *´艸`)」
と後輩に伝えて舞台に向かいました。後輩は、不安そうな顔をしていました。
ぶっこんでみたところ、笑いもとれて場が和み、後輩曰く「笑いをとった後の内容が頭に入ってきませんでした」と後で聞きました。
作戦通りです。嘘です。
そして、なぜか特別賞をもらいました。
面白かったで賞だと自分では思っています。
懇親会の席が設けられ、受賞者が活動での苦労話を話すのですが、形骸化していて定型文から始まり当たり障りのないことを言う流れでした。
ここで、爪痕をのこしてやろうと思いました・・・へっへっへ
わたしの番になりました。皆、酒を飲んでよい氣分になっており、皆がわたしに面白いコメントを期待しているのがわかりました。
そこで、わたしは
・現場で起きている問題
・整理整頓を選ばなければならなかった本当の理由
・現場の問題は上層部に届く前に消されている現状
・取締役が現場に顔をださないと真実はみえてこない
という内容を話しました。
シーンとなりました。
そして、翌年。
上長から「ふくちゃんのお陰で今年の懇親会からぶっちゃける会になったよ」と言われました。
上長は、退職するまでわたしの理解者だったので誉め言葉だと受け取りました。
いつ辞めてもいいや!というぐらい思い切りがあると、うまくいく事があるかもしれないね。
というお話しでした。性格によりますし、万人に受ける方法でもありません。
真似しないでください。
ぶつかる事が多くなったのも事実ですが、今では良い想い出です。
社会で働く色んな方が、会社で自分が過ごしやすい選択肢や考え方が見つかる事を祈っております。
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◎マカロニ健康家族という自然食品店を東京神田でやっております。
◎奈良県黒滝村から木製品を仕入れています。わたし自身も木工品をこれから作っていきます。
よかったらみてね(^_-)-☆
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