
立ち上げたばかりのブログなのに、見た人がいました。
家族でした(笑)
アイキャッチ画像は、耳たぶ地蔵です。初めて彫ったお地蔵様です。
前回は、簡単にいうと
・信念を偽る事をやめた。
・真面目なふりをして、自分よがりな事をするのをやめた。
というお話しでした。
さて、その続きです。
退職するまでにやっていたこと
退職するまでに、やっていた事がありました。
社長になりたいとずっと思っていたので、社長になるには経理を知っていないとな~と。
まずは、勉強だ!!と思い、とりあえず簿記三級から始めました。朝5時に起床して出社までの1時間を勉強。仕事が終わってモリバ珈琲店(深夜営業)で1~2時間勉強。
先の事を考えると不安になるので、とりあえず問題集に向き合う毎日でした。
目標がないとやれないので、2カ月後の試験を申し込みました。
初受験、落ちました。
半年後に再受験。落ちました。

受験料もったいない。いいかげんに受かってこい
と言われ、三回目で受かりました。わたしってそんなもんです。
この時は、職制を経理部に変えて会社に残るのもありかなと考え、上長に相談しました。
社長になるには、他の職制も知っておいた方がいいかなと思っていたんです。
結果、退職まで職制は変わらなかったのですが。

次は、宅建をとろう
勉強の習慣をなくしたくなかったので、職場で宅建を受験した方がいた事もあり宅建の勉強を始めました。しかし、これが全然興味が沸かないのです。案の定、落ちました。
何がしたいと思っているのか探す
ここで初めて「本当は、何がしたいのかな」
と考えました。でも、それが何かわかりません。
インターネットで『自分の好きな事 見つけ方』検索していました。
そして、検索にヒットした書籍をポチって読み漁りました。
例えば、『きみ達はどう生きるか』『七つの習慣』『成功者がやっている3つの〇〇とは』『アンソニーロビンズ』『メルロビンズ』みたいな自己啓発が多かったです。ノートに本にあるワークを書いて実践するのですが、忘れたりうまくいかないと落ち込むわけです。
自分を良くしたくて取り組んでいるのに、落ち込むって、何をやってんだか・・・。
ある日、Youtubeで好きな事を見つけるコーチングをしている方を知りました。
クリスの部屋です。登録者も300人もいなかったです。
商材を購入し、セミナーに参加。好きな事を見つけるワークをやっては、ノートに書きました。この中から好きな事をみつけてやるんだ!!と。当時のノートが出てきたので一部を紹介。汚い字ですがご勘弁を。飲み会も含めて10時間以上ありました。周りにいた人は、皆さん何かを抱えていましたが、どうにかして、今の状況を変えたいと、キラキラした光が目の奥にありました。
参加者の中で、明らかに最年長でした。クリスさんも同年代が来て驚いていました。
『ふくちゃん、やりたい事を諦めたらそこで終わりだよ』と言われた一言を覚えています。
ノートにやりたい事、好きな事が書けた。よっしゃ!!となり、帰宅。
でも、結局そこから次の一歩が踏み出せないままでした。
「家族を養う。今の生活を維持するにはどうしたらいいのだ」
同じ道の人を探して、そこに弟子いりする。バイトする。
そんな事が許されるのだろうか、所詮夢物語だろう。
と、今思えばどこかで自分を諦めていたのでした。
奥さんは、それまでの過程をずっと見ていました。

やりたい事を書いたノートの中から何かやっちゃいなよ

いいの?すげー嫁だな。

やるのだ
自然の中で運動できるアスレチックや、狩猟や採取、漁をしながら生き物を知り、体をつくる施設を作りたい。まずは何をしたらいいのか。体を鍛える事が好きだったので、運動をとりいれるなら体について学び資格を取ろうと考えました。
資格を取ろうとしたんです。NSCAというパーソナルトレーナの国際資格です。パーソナルトレーニングが流行り出す前でした。国際資格って何か凄そうに思うでしょ。
選んだ学校が、整体も教えている所でした。今後、パーソナルトレーナだけでは食っていけない。
さらに治せる知識もあったらどうだ?と言われ両方学ぶ事にしました。←ここの判断、不安を抱えていたので選択したんです。保険みたいなものです。みのもんたが、「健康には大豆が体にいいよ~」と言えば、大豆を買うようなものです。
会社帰りに1時間以上かけて通い、勉強する日々を一年過ごし、無事にNSCAの国際資格と整体師の民間資格を得ました。
ただし、学校では足をみる事が不得意でした。そこで、新たに足について学びに行き、さらにオーダメイドのインソールが作れるようになりました。ここでの学びは、知識や技術だけでなく人としてよかったです。さらに人に伝える事の練習として、スポーツジムにお願いしてセミナーを開かせてもらったりしました。
他にも、色んな先生方の元へ勉強会やらセミナーに通い詰めて勉強に励んでいました。
武器は、ばっちり。準備は、整った。
会社を辞めて、スポーツジム・整体院・ゴルフスクールでトレーナー兼整体師として働きました。
働くことで、学んできた事が学びでしかなかった事に氣付かされました。
学んだアプローチ方法が全くもって通用しないのです。寝る間を惜しんで調べてもそれが効果があるのかやってみないと分からない。自分や家族に試したりしますが、クライアントさんに効果がでなければ意味がない。
資格をとったが、資格では目の前の人を助ける事ができない。
経験をする中で磨いていくしかない事を知りました。資格は、ゴールでなく始まりだと、やっと知った訳です。
そして、応援していただいている義父のおかげで、自分でお店を持つチャンスをいただき、チャレンジをしてみたわけです。
選んだ道なので辞める訳にもいかないし、頑張ろうと。
しかし、一人を看るだけでとんでもなく疲弊しました。よそで働いていた時よりも疲弊しました。
氣付いたら体重が鍛えていた時のピークから14kg痩せていました。鶏ガラのおっさんです。鶏ガラトレーナー・・・いい出汁がでそう。違うかっ!
そこで、仕事を一度封印しようと思いました。カッコよくいいすぎました。挫折です。
挫折したのでやめることにしたんです。
家族もいて、技術・経営・集客を学び、沢山のお金と時間をかけて、挫折したわけです。
わたしは、自分を精神的に追い込んでいました。ここまで、色んな人の応援や協力、忠告、反対があったわけで・・・顔向けできない。どうしたものかと。
わたしは、自由人ですが真面目です。それなりに凹みます。
自分を追い詰め過ぎて、しんどくなったり、肉体的に自分を傷付けたり、自分はダメなやつだと思ったりするわけです。
でも、状況は変わらない。やる or やらないか。
今は、やらないと決めました。
挫折したのが今の自分。でも死なない。どうせ、いつか皆死ぬし。こんな事なんて忘れてしまうだろう。転職して、毎日この人の為になる事はなんだろうかと接してきた、自分は嘘なしで人と向き合ってきたそれでいいじゃないか。会社員の時と違って、自分に嘘をつかない時間を過ごせたじゃないか。
ぜ~んぶ受け入れよう。と思ったらふっ切れました。
お客様やお世話になってきた師匠や仲間の先生に連絡したわけです。
有難いことに、「またお願いしたい」「僕の所においでよ」「また戻ってきたら力をかして」と言ってもらえて本当に泣けました・・・いい人に出会えたなと。
ここで、自分自身を振り返ってみました。
◎失敗したくないから成功している人から学びたい。失敗しながら自分なりの成功をみつけていくしかない事がわかっていなかった。
◎実績のある先生に学んでも腑に落ちるまで実践しないと「あ~この人ダメなんだ」と他の先生を見るようになる。その繰り返しで学んでいる割に成長しない。
◎学びたいという氣持ちが、先生への依存心なのか、向上心によるものなのか、自分に問う必要がある。
◎資格をとってからがスタート。
◎資格やセミナーを提供する側は、ビジネスでやっている
◎何かを学ぶのは、学校でなくてもよい
◎人を治してやるという氣持ちばかりが優先していた。自分本位であった。治すのは、その人の体
◎人と向き合うには、マニュアルは表面的で役に立たない。いつもガチンコが自分にはあっている。
◎人と向き合うのは、どの職業も同じ。商品は関係ない
◎質でなく量をこなすことは成長に必要。質ばかりを重視する自分には量が必要だ。
◎他人から出来ない奴、使えない奴、だめな奴と思われるのが怖い。人の目が氣になる。
◎モチベーションが必要な販売は、そもそも自信がない商品を売っているから
◎不安だと正常な判断ができない。常に何かで埋めようとしていた。わたしの場合は、セミナーや勉強会でした。常に新しい情報を追い求めていました。通販番組でこれが体に良いと言われれば、買ってしまう買い物依存症の実母も正にこれだなと。母に小言を言うつもりはないです。わたしも氣持ちがわかるので。母の寂しさや不安に一緒に向き合うしかなく、最終的には母がどう生きたいかだと思っています。不安や寂しさは、本当に要注意だと自分自身に言い聞かせて、そこに陥らないようにする毎日です。不安や寂しさを利用した商法は、身近にありました。有名パーソナルトレーナーや整体師のセミナーに参加すると、やたらに不安を煽ることを言うことがありました。疑問に思い『不安はお客様のためになるのですか?』と生意氣にも質問をしたことがありました。『集客のためのパフォーマンスです』『つかみです』と回答されたのを忘れもしません。わたしは、そんな事したくないです!!と心の中で反論していました。びびりなので心の中で(笑)有名でなくても真面目に真摯にクライアントさんに向き合う方も多くいらっしゃいます。
◎好きかどうかなんてやってみないと分からない。
わたしが転職するまでにやってきた事などは、オーソドックスな道ではないでしょうか。
専門学校で勉強、資格を取得
→修行・経験を積む・起業塾やコンサルを受ける・本職の技術セミナーで勉強する
→開業
うまくいかない原因は、自分自身
今からでもどこかに勤め出る事はできます。しかし、このまま転職し下積みをして再度独立してもうまくいかないと分かりました。
技術や勉強以上に自分自身にブロックがあったからです。
軌道に乗せたいはずなのに、乗せようとしない逆の対応をとっていたんです。
失敗したくない・人からどう思われるのか氣になる
やらなければ、失敗もしない。拡大しなければ、関わる人が少なくて何かあっても迷惑をかける範囲が少なくて済む。だから、何かともっともらしい理由をつけてやらない方向にもっていこうとする。
ここに目を向けなければ、他の仕事で独立しても同じことをしてしまうと分かりました。
それには、個で失敗しながら進む練習が必要だとわかりました。今までは、組織に守られていたのでそこに向き合う必要がなかったわけです。そういう意味では、問題を起こしたり失敗しても組織がお尻を拭いてくれる会社員時代は良かったと思います。
これに氣付いたのは、奥さんが行動で見せてくれたからです。
彼女はコツコツとブログを書き、そこから繋がった方々と交流し、いい事も悪い事も経験しながら続けていました。ある時、周りの応援もありましたが、自分の意思で自然食品店を立ち上げました。仕入れも、集客もやった事がない。全てゼロからのスタートでした。経営のために本も読んでいません。周りに経営者の友人もいません。
立ち上げてもうすぐ一年半が経ちますが、色んな方が彼女を応援し、月一でイベントも開いています。
どうすれば皆に元氣が届くのか毎日考え、考えた事を実践し試す。
好きな物だけしかお店におかない。
うまくいかない事が当たり前で、常にお客さんの事を考えている。
失敗しながら前に進む練習をずーっとしています。
思い返してみれば、
●経験がなかったら挑戦しちゃだめなの?これから経験すればいいじゃん
●勉強した事がないからなんなの?やりながら勉強すればいいじゃん
●知り合いがいないからなんなの?続けてれば知り合いは増えんじゃん
●教えてもらわないとできないの?教えてもらう前に自分で試せばいいじゃん
●反対する人がいるの?その人って軌道にのるまで挑戦した事あるの?じゃなきゃ聞く意味がないじゃん
●周りにどう思わてもいいじゃん!
●うまくいかなかったら、やり直せばいい。また進んだ先でうまくいかなかったら、またやり直せばいい。死ぬわけじゃないじゃん。
と、言っていたな~と。

わたしと真逆
彼女は、小さな一歩を踏み出そうとする人を心から応援しています。どんな人でも応援します。これには、本当に頭が下がります。小さな一歩を踏み出す事を繰り返しをしてきた人だからこそ、一歩の大きさを知っているし素直に応援できるのだと思います。
一歩前へ
そんな妻の仕事の手伝いをしながら、お互いの幼少期の話しになりました。
これが、『つくるひと』のはじまりです。
ちょっと疲れたので、今日はここまでにします。
続きは、また今度。
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◎マカロニ健康家族という自然食品店を東京神田でやっております。
◎奈良県黒滝村から木製品を仕入れています。わたし自身も木工品をこれから作っていきます。
よかったらみてね(^_-)-☆
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